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ご挨拶

国立大学法 浜松医科大学長 渡邉 裕司

日頃より浜松医科大学の教育?研究?診療活動に対し、格別のご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

本学は1974年の開学以来、教育、研究、診療、地域貢献、産学官連携、国際交流など多方面にわたり着実に実績を積み重ねてまいりました。高い国家試験合格率を維持しつつ、県内出身者の医学生を増やすことで、地域の医療に貢献する優れた医師の育成にも力を注いでおります。
卒業生は、地域医療のみならず、全国各地の臨床現場や研究機関、行政機関など幅広い分野で活躍しており、医師会や行政の中核を担う者も少なくありません。こうした成果は、ひとえに皆様のご支援とご協力の賜物であり、あらためて深く感謝申し上げます。

2024年には開学50周年を迎え、新たな半世紀の第一歩を踏み出しました。今後も、「優れた医療人を育成し、独創性のある研究成果を世界に発信し、地域医療の中核的役割を担う」という建学の理念のもと、医療の高度化?多様化に対応した魅力ある大学づくりを推進してまいります。また、本学の強みである光医学研究をさらに発展させ、産学官金の連携によって新たな医薬品?医療機器?医療技術の開発を通じて、社会への一層の貢献を目指しております。

こうした取り組みを持続的に推進し、さらなる飛躍を遂げていくためには、安定した財務基盤が不可欠です。大学を取り巻く環境が年々厳しさを増す中、本学の活動を支える「浜松医科大学基金」への皆さまの温かいご支援とご協力を、何卒よろしくお願い申し上げます。

国立大学法人 浜松医科大学
学長 渡邉 裕司

趣意書

浜松医科大学は、昭和49年に、静岡県内唯一の国立医科大学として設立されました。医学?看護学の教育及び研究の機関として、最新の理論並びに応用を教授研究し、高度な知識?技術及び豊かな人間性と医の倫理を身に付けた優れた臨床医?看護専門職並びに医学研究者?看護学研究者を養成することを目的とし、医学及び看護学の進展に寄与し、地域医学?医療の中核的役割を果たすことにより、人類の健康増進並びに福祉に貢献することを使命としています。

教育においては、県内外から優秀な学生を集め、目的及び使命に沿って国内外で活躍できる人材育成に取り組んで参りました。また研究においては、光技術を応用し、様々な分子イメージング手法を用いて病態の解明、疾病の診断等、医学の進歩に貢献するとともに、人材の育成や、地域の企業等との産学連携による医療機器の開発にも取り組んで参りました。更に診療においては、高度医療、高次救急医療、難病医療等について中核病院として地域連携を図りながら安心?安全な最新の医療を提供し、地域の福祉に尽力しています。

法人化後は各大学法人の経営努力が厳しく要求される中、科学研究費をはじめとする外部資金を多く取得し、各分野において実績を積んで参りました。しかしながら、大学運営の基盤的予算は年々削減され、近年では学生及び研究者等に対する教育研究支援経費をも大きく圧迫するようになって参りました。また最新の医療機器は高額化し、その購入は経営の圧迫要因になっています。このような状況に鑑み、本学ではこのたび、学生、研究者及び医療従事者が安心して教育?研究?診療に打ち込める環境を整備するため、「浜松医科大学基金」を設立し、広く皆様からの募金をお願いしていくことにいたしました。

浜松医科大学は「浜松医科大学基金」を通して、将来性豊かな多くの若者を優れた臨床医や研究者に育てます。またこれからも地域社会に貢献しつつ、本学の特色を世界に発信していきます。皆様におかれましては、「浜松医科大学基金」の趣旨をご理解いただき、格段のご支援とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げる次第です。

国立大学法人 浜松医科大学長