基金へのご協力にあたり、ご挨拶申し上げます。
浜松医科大学は、開学以来、教育、研究、診療、地域貢献、産学官連携、国際交流等、他方面に渡り実績を積み上げてまいりました。
単科医科大学として健全な財政を堅持しながら、光医学を中心とした研究に集中的に資源を投入することで、本学の独自性を担保し、地域企業を中心に産学連携を展開してきました。さらに、高い国家試験合格率を維持しながら、県内出身者を増加させ、地域の医療に貢献する優れた医師を養成してきました。これは偏に皆様方の多大なご理解とご支援の賜物であることは論を俟ちません。
私たちは、これから新たな挑戦をしていきたいと考えています。
学生の海外留学に向けた支援体制を促進し、国際感覚を涵養するとともに、海外からの優秀な大学院生も招へいします。
光医学研究の深化とともに新たな研究シーズを探求するために、研究機器と人材を確保します。さらに地域の諸機関と密接に連携しながら地域医療体制の中核的存在として高度な医療を安全に提供し、地域医療に貢献します。
そのためには、皆さまのご支援がどうしても必要です。大学を取り巻く環境は年々厳しさを増していますが、大学独自の裁量で新たな試みを行うために、新たな基金を設置することといたしました。
浜松医科大学基金の趣旨をご理解いただき、格別のご協力とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
国立大学法人 浜松医科大学
学長 今野 弘之